血液循環

 

血液の循環は、心臓だけで行われていると、ほとんどの人が無意識で思い込んでいるようです。

しかし、実際には、“心臓”と“筋肉”の、2つのポンプで循環させているのです。


夜、横に寝ている時は、全身が心臓と同じ位置になりますので、心臓だけで、十分に血液の循環が行えます。

しかし立っている時には、
心臓よりも低い、足に血液が下りてしまいますし、心臓よりも高い、頭の上に血液を押し上げなければいけません。

それを、心臓だけで循環させる事は、非常に心臓に負担をかける事になるのです。

 →デパートの店員さんが、仕事が終わって自分の靴を履こうとした時、
  足がパンパンに浮腫んで、自分の靴が履き辛いという話を聞きますが、足に下りた血液が十分に心臓に戻っていない証拠です。


血管の静脈を見ると、血液が逆流しないように、血管の中に“逆流防止の為の弁”があります。

筋肉を動かす時に、静脈が圧迫されますので、その時に血液は心臓の方に流れるようになっているのです。

ストーブに灯油を入れる時に、逆流防止の為の弁が付いたポンプで灯油を入れますが、
手で圧力を掛けと、灯油はストーブの方に一方通行で流れます。

 →これと、全く“同じ原理”なのです。

足が、体で最も低い場所が足ですので、
足に下りた血液を心臓に戻す為に、非常に重要な役割を果たしているのが“脹脛(ふくらはぎ)”です。

歩かない人の脹脛は、細くて筋肉がありません。
だから、同じように歩いたとしても、血液の循環が十分に行えないのです。

中性脂肪など、歩けば簡単に“正常値に戻る”のですが、
脹脛が細い人の場合には、同じように歩いたとしても、なかなか正常値に戻り難いのです。


脹脛の筋肉が、血液を循環させる為に、最も重要な働きをしていますが、
その他、体中、全ての筋肉が、血液を循環させる為に働いているのです。

だから、体を動かさない人の場合は、
常に、心臓だけで負担をかけていますので、心臓が普通の人よりも早く悪くなってしまう結果になるのです。

 ⇒※ 若い時には、それほど重要性が感じられないかも知れませんが、年を取ってから気が付いても遅いのです。

 ⇒ ※一旦、消えてしまった筋肉は、なかなか戻りません。  筋肉を付ける為には、動物性タンパク質が一番です。

 ⇒※ 動かなかったら、筋肉が衰える…と言われますが、還暦を過ぎれば、動かなかったら、筋肉が消えてしまう…です。

      ●女を選ぶ時には、脹脛を見て選べ!


体を動かさなければ、心臓だけでは十分に血液の循環ができませんので、“体が冷える”のです。

体を動かさない為に、筋肉が無くなります。

 →筋肉がない為に、同じように動いても、スムーズには血液が循環しませんので、“体は冷えたまま”で改善しません。

※ いくら“遠赤外線”の下着とか服を着ても、根本的な解決にはなりません。

※ いくら“靴下の重ね履き”をしても、根本的な解決にはなりません。

※ いくら体を温める働きのある“陽性食品”を食べても、根本原因を解決しない限り解決しません。

  →※ それを止めれば、元に戻ってしまいます。  これを“対症療法”と呼ぶのです。


いくら他力で、体を温めても、脳幹の機能によって、
常に、一定の体温を保とうとしていますので、温め過ぎた場合には、反対に、体を冷やそうと働くのです。

 →恒常性(ホメオスタシス)とは、脳幹機能の一つです。

津軽三味線を引く人達が、指先が冷えると、指先を氷水に浸けると聞いた事がありますが、経験で知ったのでしょうね。


癌などを治す方法の一つとして、“温熱療法”がありますが、真反対の“冷却療法”もあります。

 

血液の病気について・・・ (専門的な事を書いくと解り難くなりますので、簡単に書きます。)

高血圧・中性脂肪・コレステロール・血糖などの数値が高い人… 一言で言えば、体を動かしていない事が原因です。

食生活が、原因ではありません。

 →食事は、生きる為に食べている訳であり、すべて生きる為に使っていれば、数値が高くなる事はありません。


血糖値とは、血液中のぶどう糖(グルコース)の数値でありますが、
人間(動物)は、基本的には、ぶどう糖をエネルギーとして生きるように作られています。

 …植物は、ぶどう糖を体内で作り、デンプンという形で蓄えたり、グルカンなど、結合を変えてデンプン以外の形でも蓄えています。

植物は、ぶどう糖を体内で合成して作り出す事ができますが、人間には、ぶどう糖を作り出す事ができません。
だから、人間は植物を食べる事によって、ぶどう糖を体内に取り入れているのです。

 …ぶどう糖は、人間(動物)が生きる上で、動く為のエネルギーであり、特に、はぶどう糖を24時間消費し続けています。


人間が体内に取り入れたぶどう糖は、血液の中に入り、それをエネルギーとして消費します。

 …血液中のブドウ糖の量は、それ程多くありません。 だから、体を動かすと、すぐに消耗してなくなってしまいます。

がないと正常に働きません。

 


動脈硬化症
中性脂肪
コレステロール・・・・・・・続く

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